「きっとこれもリハーサル」レポート その1

今回、このレポートを担当する角刈りです。
レポートするのも久しぶりで、表現等うまく出来ないところも有ると思いますが、ご了承いただけますよう宜しくお願い致します。
何回かに分けてレポートしていきますので、宜しくお願い致します。
さて、今回の「きっとこれもリハーサル」のレポートはこれから始まります。「はじまりはじまり」です。

9月29日から10月13日まで東京・新国立劇場にて「きっとこれもリハーサル」の舞台が決まりました。
我ら親衛隊は、真子さんのイベントは欠かさずに参加しようと心待ちにしていたイベント。
2020年4月7日から新型コロナウイルスにより外を出歩く事すらできにくくなってから約2年半、昨年6月の朗読劇は有りましたが
まともなイベントが無かった2年半。夏の淡島でのサマーフェスも中止になり、待ちに待った、首を長くして待ってました。
ようやくこの日が来ました。
私たちは、初日では無くアフタートークが有る9月30日(金)に行く事にしていました。
この日は、ミモザさん、ワッスムさん、キムさん、角刈りの4名での参加でした。
マスク着用必須で、声援もお花の贈り物無しのまだまだ感染予防もしっかりとしないといけない状況での公演でしたので、
静かに鑑賞するしか有りません。
幸いに、世間では命の水は解禁されていますので、まずは、待合せで一杯、終了後の打上げで一杯と命の水は欠かせません。
この日は、15時に新宿で待合せして軽く一杯引っかけて、開場時間の17:45に合わせて新国立劇場に向かいました。
会場に着くと、懐かしい常連さん達がたくさんいて、ようやくこの日が来たなぁーとしみじみと感じました。
9月30日のチケットはmakomixでは残念ながら落選し「きっとこれもリハーサル」オフィシャルホームページの先行発売でチケットを確保しました
席はB2列4番でした。
18時25分、舞台スタート5分前の合図の鐘の音が鳴りました。久し振りなので、何となく緊張感が。。。
18時30分、開場が真っ暗になり、音楽が徐々に高くなり、「さあ、始まるぞ」と言わんばかりの雰囲気が。
音楽が低くなり、正面の舞台の照明が付き、始まりです。

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<出演者>

太田弘江:石野真子さん

太田昭雄:羽場裕一さん

太田泉美:川島海荷さん

太田賢一:鈴木福君

斉藤美香:しゅはまはるみ

<演出>

土田英生さん

<脚本>

赤松新さん

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会場に入った時から準備されていた葬儀の祭壇が設置された居間に、鼻歌が何となく聞こえます。
なんと主役の弘江さん(真子さん)が楽しそうに鼻歌を歌いながら2階から階段を下りてきました。
弘江さん(真子さん)は昭雄さん(羽場さん)の遺影を祭壇に飾ろうと左行って、右行って、最終的には台を準備して一番上にようやく遺影を飾りました。
そうしたところに、葬儀屋さんの美香さん(しゅはまさん)が、「どう?準備はどうですか?」と元気に登場。

事前準備に自信有り気な弘江さん(真子さん)に忘れているものが有るのが有り、そこで、少しやり取りが。
ふくさと切手盆が有りません(お布施を乗せるお盆「切手盆」とそれを包む布「ふくさ」)
忘れているのを、僧侶に渡す饅頭と間違えた弘江さん(真子さん)
切手盆は丁度良いグリルプレート、ふくさは紫色の手ぬぐいでダイハチスーパー開店10周年でもらったの
が有ると言ったが流石に使えません。
結果として、美香さんから借りる事に。

3Sというのが有り「スムースなご焼香」「スマートなお悔やみ」「スペシャルな弔辞」
弘江さん(真子さん)がもう1つSが有ると。
「スムースなご焼香」「スマートなお悔やみ」「スペシャルな弔辞」
そして、おいしい「お寿司」と。
おがついていて、やっぱり3Sになる、と。

お坊さんに出すお饅頭については、持ち帰る人もいるので、1個1個包装してあるのが良いと。
だけど、太田家は卸だけで個別包装はしていない。

美香ちゃんにちゃんと結果だすよと約束する弘江さん(真子さん)。
飴と鞭でみんなやりたいと言っていると。
撮影用に三脚に設置しているビデオカメラが1台。
カメラのテストを始めようとカメラに向かって、「どーもー弘江でーす、美香ちゃんが踊りまーす!」と。

棺桶から昭雄さん(羽場さん)が、「いい加減にしろよ!」って登場。「寝てるだけなんだから」と昭雄さん
3丁目の林さんの葬儀がひどかったと説明。
お坊さん、木魚、バシバシ叩いて怒っていたと。

昭雄さんは葬式の練習なんて必要ないとしきりに訴えるが
美香ちゃんが会社でプロモーションビデオ作るからって予算出してもらったので協力してあげましょう、と。

中途入社で3年、何か結果出さないとの事で、うまくいったら、葬儀ディレクターとして1本立ちできるかもしれない、と。
前はウエディングプランナーだった(結婚式の後は葬式か?と)。

それでも、まだ納得のいかない昭雄さん
黙って棺桶の中で寝てるだけでしょって必死に説得する弘江さん(真子さん)だが、「なんで死ぬ役なんだよ」って昭雄さん
あなたは私より長生きできると思っているの?味の濃いものとか油っこいもの、それにお酒も飲んで、、、
それで長生きできるの?と、弘江さん(真子さん)
まだ、納得いかない昭雄さん
しかし、「じゃあ、あれも無しね。残念、せっかくだったのに。協力してくれたら考えると言ったはず」と弘江さん(真子さん)
あれとは、配達用の車を買い換えることで、こんなパンフレットまで取り寄せていた。
そうしたところ、観念した昭雄さんは「わかった、やるよ!入るよ、棺桶に!」と。

「遅いなあー、泉美?今どこ?」と電話する弘江さん(真子さん)
狸が逆立ちしてるイラストのお線香を頼んでいる様子。
狸が逆立ちしてるイラストのお線香はダイハチスーパーに売っていると。
電話している途中、ケーキを持った賢一(鈴木福君)登場。お父さんの死人役の恰好を見て「えっ?」とビックリ。
コンビニで狸が逆立ちしてるイラストのお線香見つけたと、泉美。

電話が終わった弘江さん(真子さん)は賢一に「お帰りなさい、早く準備するように」と。
賢一は、「やっぱりやりたくない」。喪主はお母さんがやれば良いでしょうと。
弘江さん(真子さん)は「お母さんは悲しむ役をやりたい」と反論。
やらないと言い出した賢一に弘江さん(真子さん)は
「ほんとにやってくれないの?だったら、あれも無しね」「この前のあれは喪主やるって条件だったからね」と
そうしたところ賢一は「喪主をやれば良いんでしょ!」「やります、やらせて下さい」。
「文句ばっかっり、誰かさんと一緒!」「麦茶持ってくるね」と弘江さん(真子さん)
昭雄さんは「賢一にはどんな条件を出したんだ?何って言ってやらしたんだ?」と気にしている様子。

美香さんがふくさと切手盆を持って戻ってきました。
居間にある祭壇について「結構良い祭壇でドルフィンコースです」と。
会社はヘブンサポートオーシャンと言う海系なので祭壇はホエル、次がドルフィン、エンジェルフィッシュの3つのサポートプランが有ると。
「お葬式のプロモーションビデオに協力してくれる家族はなかなかいないので、感謝」と。
台所から戻って来た弘江さん(真子さん)は麦茶と一緒にケーキを持ってきました。
行列が出来るボンヌールって有名なお店のもの
ケーキを食べて、、、「これ美味しい、さすが行列ができるお店」と美香さん
あなたは、どう?って弘江さん(真子さん)が昭雄さんに聞くと「うーん、これ、うまい‼うまい、うまい‼」と。
「麦茶もあるから、どうぞ!」と弘江さん(真子さん)
「なにこれ?すごい香ばしい、ケーキに合う」と美香さん
美香さんはお葬式の未来を考えて葬式情報誌が無いのかを考えているとの事。
「ここの葬儀場が良いとか、デザイナーの作った喪服の特集とかもっとお葬式を一般化にしたい」。
「小学校とか中学校で葬式の授業が有っても良いと思う、週に1回くらいは」
「子供たちが数珠を忘れたとか話してるのが目に浮かぶ、どう思います?」
でも、まずは雑誌だしたいと美香さん。
「一時期出版社にいたことが有るので、つてが有る」。

「ただいまー」と、泉美(海荷ちゃん)登場。
「ヘブンサポートオーシャンの斎藤です。今日はよろしくお願いします。」と美香さん。
「これ!」線香を差し出すと「レジ袋いらなかったでしょ!」と弘江さん(真子さん)
「線香をそのまま持ち歩くほうが嫌なんだけど。。。」

泉美は祭壇を見て、「えっ、うーわっ、これマジか?」と。
弘江さん(真子さん)は泉美に「ほら、はやくやるから早く着替えて来て!」
泉美は弘江さん(真子さん)に「約束、守ってよ!」と。
「おい、泉美には何って言ったんだ?」と気にする昭雄さんに聞かれても弘江さん(真子さん)とぼけるばかり。
ばんじゅうを片付けようとしている昭雄さんに美香さんが「それ、何て言うでしたっけ?お菓子並べるやつ」と。
「和菓子って昭雄さん1人で作ってるんですか?大変じゃ無いですか?」と美香さん
「弘江さんは手伝わないのか?」と美香さんに聞かれ「あの人あれが違うこれが違うってうるさいの」
「おまえ雑なんだよ、ちょっとの事で味が変わるんだよ!」とこだわりの有る昭雄さん。
卸しているのは中野渡菓子本舗で28年。クルミ饅頭と3色最中の2種類のみ。
「中野渡の3色最中、おいしいって評判」と美香さん
美香さんは、中野渡菓子本舗の2代目に興味深々。
いろいろ弘江さん(真子さん)に確認する様子が。
「今の人2代目よね」
「前はどっかの商社に勤めてて、海外に行ってた」
「いくつ?」
「50代半ばじゃないかな?見たこと有るでしょ?」
「ひょろーっとして目がクリっとしてる」
「正確な年齢とか、性格とか知らないけど、口が達者で商社で営業とかやってた人だから」
「冗談とかじゃないのに話が面白い、話してると自然に笑えてくるっていうか、何が面白んだろう?」
「最近はね、電話で、中野渡ですって言われると、笑いが止まらない」
「パブロフじゃん、パブロフ中野渡じゃん、パブロフ中野渡は結婚してるの?」
「独身みたい」
「そうなんだー」(美香さん、にやり)

クロスワードに集中している昭雄さんが「ちょっと静かにしてくれよー」と。
原材料費を抑えるように言われて、中野渡さんが嫌いになった様子。
名前が出るだけで嫌いな様子
「あいつは分かって無いんだよ、何も!先代とは大違い」と昭雄さん
「そもそも和菓子ってのはですね、平安から始まって、、、」と、説明しようとした時
「あー、ちょっとお手洗いに」と、美香さんがその場を後にする。

2階の階段から礼服姿で賢一が登場。
来年で卒業する賢一は「制服でも良いだろう」と言っていたが「そろそろ喪服をもっておかないと」と弘江さん(真子さん)
美香に「早くしてー、泉美ー、泉美ー」とあおる弘江さん(真子さん)
2階からい僧侶の恰好した泉美が階段を降りて来て(会場、大爆笑)
「おかしいよー、変でしょ、こんなコスプレ、何で私が僧侶なの?」と泉美
「すごい素敵!普段からその恰好してれば良いのに」「泉美しかいなかったの!仕方無いでしょ!」
「お父さんは死んで、賢一は喪主、あたしは悲しみに暮れる残された妻、そうなったら僧侶役はあなたしかいないじゃなーい」
と弘江さん(真子さん)
「プロモーションのビデオも撮るんでしょ!本物雇いなよ!」と泉美
「そんな予算無いの。その分、祭壇を立派にしてくれたんだから」と弘江さん(真子さん)
お葬式の練習をしたいって言ったのは弘江さん(真子さん)で美香さんがビデオを撮る計画が有るからやる事になった事を話し
協力を泉美に再度お願い。
ビデオまで撮るなんて、こっちの身にもなてよ!と嫌がり泉美に「ごめん、約束は守るから」と弘江さん(真子さん)。
「葬儀屋さんに騙されてるんじゃ無いか?」「都合よく使われてるだけじゃないのか?」と泉美と賢一。
のれん越しに聞いていた美香さんに気が付き「あーっ」と賢一と泉美
「あっ、美香ちゃん」と声をかける弘江さん(真子さん)
「私、ちょっと会社に電話」と言って外に出ようと、出る時に、「嫌だっやたら止めて良いんですからね」と美香さんは外に出て行った。
美香ちゃん!って追いかける弘江さん(真子さん)

ここで、真っ暗、第一幕終了
(つづく)

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